では、リクガメを飼う前にはどのような事を考えればよいのでしょうか?どのような人がリクガメの飼育に向いてるいるのか、また私はどうだったのかを書いていきたいと思います。
●カメが好きな人
私はカメが昔から大好きです。これは一番重要ですね。
●毎日長時間家をあける人
リクガメは元々単独行動なので留守番でストレスを感じることはありません。複数飼いは出来ますが、1匹だと寂しそうだからという理由で複数飼いをする必要はありません。毎日長時間家を空けるご家庭でも大丈夫ということであり、毎日家に誰かが居るご家庭でももちろんOKです。
●30年以上生きれる自信のある人
よっしー購入時私は33才でしたが、今からなら飼い切れると思ったからです。未来の事は誰にもわかりませんが、リクガメは他のペットよりも長生きするという性質を持っていることは飼う前に必ず認識しておかなければなりません。日本の飼育下だと多くのリクガメが少なくとも25年以上は生きます。
●万一飼い切れなかった時、リクガメを引き取ってくれる知り合いがいる人
私には、いざという時よっしーを引き取ってくれるカメ好きの親戚がいます。本人に意思も確認済みです。人は最悪の事態を予測し最高の準備をしていてこそ安心して暮らせるのだと思います。万一の事を考え、引き取ってくれる候補の方を考えたり、実際にその方に話をしておきましょう。
●海外移住の可能性がない人
全ての種類のリクガメはワシントン条約付属書2又は1で保護されていて、海外への輸出は非常に難易度が高いです。私の仕事の関係で家族で海外移住の可能性が出たときに調べました。動物輸出入代行業者、厚生労働省の動植物輸出入担当機関、購入店舗等に電話をしましたが、結論としては、よっしーを日本に輸入した時の一部の資料が取得出来きない状況で、よっしーを海外へ連れて行くことは不可能ということでした。正直「明らかにペットとして1匹連れていくだけやのに厳し過ぎるやろ!」と思いましたが、日本だけでなく相手国の制度もあるのでリクガメを連れての出国はかなり厳しいと思っておいた方がいいです。幸い私は無事日本に住み続けることになりましたが、この話が出た時は「自分はリクガメの飼育に向いてない人間」やのになんで大した調査もせず安易によっしーを買っちゃったんだろうと悲観的になりました。